「マカオ」と聞くと皆さんはどんなイメージが湧きますか?
やはり、カジノを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。「アジアのラスベガス」とも呼ばれるマカオですが、2006年にはラスベガスを抜いて世界最大のカジノ都市となりました。最近はオンラインカジノも流行っており、腕を磨いて、いつか本場のマカオで勝負したいと思っている人もいるのではないでしょうか。
そんな魅惑的な土地・マカオですが、数多くの映画ロケ地としても有名なんです。この記事では、マカオが舞台のおすすめ映画をご紹介したいと思います。
エグザイル 絆(2006年)
本作は、香港の鬼才とも呼ばれたジョニー・トー監督の作品です。第63回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門で初上映された後に、トロント国際映画祭、香港国際映画祭、バンコク国際映画祭など各地の映画祭を巡っています。
あらすじ
舞台は、中国返還間近のマカオ。かつて仲間だった5人の男達が、ボスのフェイの暗殺に失敗して逃亡したウーを巡り、ウーの命を狙うもの、守るものとして対立の立場になってしまう。妻と生まれたばかりの子供と暮らしていたウーの家で起こる銃撃戦・・・。しかし、深い絆で結ばれた5人の運命はあることをきっかけに思わぬ方向に進んでいく。
レビュー(Yahoo!映画より抜粋)
- 熱い友情をスタイリッシュな映像、画面構成、アングル、色、光、煙、音で見せる映画である。
- ジョニー・トー監督とそのファミリーが好きな人には垂涎のジョニー・トー祭り、かっこいいし、泣けるし、しびれます。
- ノワールな雰囲気に男達の友情など盛りだくさんな内容に震えた。
10人の泥棒達(2012年)
2012年公開の「10人の泥棒達」は韓国・香港・マカオを舞台とした、サスペンスアクション映画です。この映画の制作国・韓国では、人気も高く、韓国映画の国内動員数は歴代7位にランクインしています。
あらすじ
伝説の泥棒マカオ・パクが招集した10人の窃盗団が幻のダイアモンド“太陽の涙”を巨大カジノから盗み出す計画を進めていく。しかし、その裏にはそれぞれ抱く野心があって・・・。
レビュー(Yahoo!映画より抜粋)
- 脚本も面白ければ、映像技術も世界適用レベルでした。今の日本には追いつけないエンタメ性を持っています。
- 仲間割れや買い手との攻防や警察との銃撃戦とやらで見ごたえ十分。ワイヤーで吊られて建物の壁を走ったりするのは圧巻。誰がダイヤを手にするのか二転三転して先が読めず楽しめた。
- オーシャンズ11を彷彿とさせる展開で面白かったです。正直長く感じたので、もう少し尺を短くしてスマートに終われば、印象ももっと明快になったと思います。
007 スカイフォール(2012年)
1962年に「007殺しの番号」で始まった「ジェームズ・ボンド」シリーズの第23作目「007 スカイフォール」もマカオがロケ地。本作は、シリーズの50周年記念作品として、2012年10月にロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでプレミアム上映されました。ちなみに、イギリスのロイヤルファミリー、ウェールズ公チャールズとカミラ夫人も出席されています。
あらすじ
「007」のコードネームをもつM16のエージェント、ジェームズ・ボンドはトルコで新人女性エージェントのイヴと作戦に参加していた。そんな中で、各国のテロ組織に潜入しているNATOの工作員の情報が収められているハードディスクが奪われてしまう。ボンドはディスクを取り戻そうと実行犯のフランス人の傭兵パトリスを追跡するが、パトリスと格闘中にイヴが放った銃弾がボンドにあたってしまい、ボンドは渓谷に落下してしまい行方不明に。そしてパトリスも逃してしまう。
レビュー(Yahoo!映画より抜粋)
- 冒頭から体をはったアクションシーンで気合が入ってます。そして、被弾することがなかったボンドがリアルさを追求して来たのかバンバン被弾。ド派手なアクション映画が乱立する今でも007シリーズは格別で、その時代の娯楽映画のベンチマークだと思ってます。
- とにかく映像が美しい。特に中国、上海、マカオの映像は必見です。美の中にどす黒い悪が共存する、つまり整った美には毒があると知らされます。ボンドガールやロケーションは裏腹な側面があるとの意を感じました。
- 「スカイフォール」がボンドシリーズ最高傑作だと思う一方で、結構禁じ手に手を出した作品であると思っている。本作でボンドは完全無血の存在ではなく、いつか終わりが来る存在になった。
まとめ
今回は「マカオが舞台のおすすめ映画 3選!」と題し、マカオを舞台の映画のあらすじ、レビューをご紹介しました。余談ですが、今回ご紹介した「007」のジェームズ・ボンドに由来する「ジェームズ・ボンド法」というルーレットの必勝法があるのをご存じですか?小説版の「007 カジノ・ロワイヤル」でボンドが考案した戦略だそうです。
観たことある映画もレビューなどを参考にちょっと違う視点で観てみると、新たな発見があり面白いかもしれないですね。