先日、日本テレビを退社することを発表した桝太一 アナウンサー。東大大学院でアサリの研究をしていた理系の日テレ アナウンサーとしても有名でしたが、キャスターを続けながら研究者として同志社大学ハリス理化学研究所に勤務することで話題となりました。
理系の魅力とは?
感情で動く文系とは違い、分析して判断することの多い理系。主に科学・物理・数学というジャンルにざっくりと別れていますが、どれも冷静に事実を突き止め客観的に物事を見極めることができるという魅力があります。その魅力をより深く知るために、楽しく鑑賞できる理系映画を5つピックアップしました!
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理系映画を見るならこれ!おすすめ映画5選
アポロ13(1995年)
あらすじ
宇宙事業が盛んだった1970年代アメリカで、ベテラン宇宙飛行士のジムは同僚のフレッドとジャックの3人で月へと向かうため「アポロ13号」に乗り込む。しかし、月まであと一歩というところで船の爆発事故が発生。絶望的な状況で地球への帰還を目指すことに。
見どころ
「成功した失敗」と称される実話をもとにした作品です。切羽詰まった乗組員と、何としても無事に地球へ帰還させたいと願う地上の管制センターの人々が知識を集結させ協力する流れは、理系ならではの発想力と分析力が奇跡を起こすという点で胸が熱くなります。
ザ・コア(2003年)
あらすじ
世界各国で電子機器の故障や原因不明の死者、動物たちの異常行動が頻繁に起こり始めた地球。磁気を発生させながら回転している地球の中心核(コア)の回転が止まったからだと突き止めたジョシュは、地球滅亡を防ぐために専門家たちとコアを再び回転させるべく地底へと向かいますが…。
見どころ
回らないなら回しに行こう!と短期間でコアに行けてしまう設定に思わず困惑してしまいますが、地球の内部という未知の世界が描かれていて理系心がくすぐられます。地学に関する用語もたくさん出てきますが、ストーリーが分かりやすくエンターテイメントとして十分楽しめる作品です。
イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密(2015年)
あらすじ
第二次世界大戦が激化する中、イギリス・ケンブリッジ大学の研究員・天才数学者のチューリングは、敵対するドイツ軍の暗号機「エニグマ」を解読する秘密作戦に参加することに。
協調性のないチューリングは解読チームの仲間たちとの溝に悩んでいたが、支えてくれる女性ジョーンが加わることで難解な暗号解読に全力で挑むことになる。
見どころ
「エニグマ」の解読に成功し、連合軍に勝利をもたらした天才数学者アラン・チューリングを描いた作品。この歴史的快挙が50年以上隠され続けていたという事実と、彼の知られてはいけなかった秘密に胸が締め付けられます。難解な暗号の解読に情熱を注ぐ様子は、研究対象に全力で突き進む理系の姿を存分に堪能することができます。
グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年)
あらすじ
天才的な頭脳を持ちながら日雇い仕事に明け暮れる不良少年ウィルは、大学の数学教授・ランボーに才能を認められ、健全な生活を取り戻すために精神分析医のショーンを紹介される。心に深い傷を負うウィルと妻を亡くし失意の中でもがくショーンがお互いに心を開いていき、自分にとって何が大切なのかを見つけ出していく。
見どころ
才能を見出してくれた教授のランボーと心の支えとなってくれたショーン。二人の理解者の間で葛藤するウィルの気持ちの変化や成長に心揺さぶられる良作です。ウィルは自身が解いた数式の紙をランボーの前で燃やしてしまうシーンがありますが、ランボーはその燃える紙を必死に消そうとします。数学者として「知りたい」という欲求がむき出しになる理系の悲しい性を垣間見ることができます。
奇跡がくれた数式(2016年)
あらすじ
第一次世界大戦時、イギリスの数学者ハーディーはインドの名もなき青年から届いた1通の手紙に書いてる発見されていない数学の公式を見て驚愕する。すぐさま手紙の送り主であるラマヌジャンをイギリスに呼び寄せるが、公式を証明しなくては認められないという問題に直面する。
見どころ
アインシュタインに並ぶ実在したインドの天才・ラマヌジャンとイギリス人数学者ハーディーの人種と年齢を超えた友情を軸に、世間の人種差別や学会でのしがらみを乗り越えて様々な公式の「証明」に人生をささげる二人の姿に胸を打たれる感動作品です。数学の面白さが伝わる作品でもありますが、直感によって公式が導き出されるラマヌジャンの頭脳を心底うらやましいと思う理系の方も多いのではないでしょうか。
まとめ
今回は理系の魅力を発見できる映画を5つ紹介しましたが気になる作品はありましたか?
桝太一さんがキャスターと研究者の両方をこなしていくという決意には、あらゆる角度から冷静に分析する理系力ならではの視点があるから挑戦できることなのでしょう。桝さんのこれからの活躍に期待したいですね!