今回ご紹介するのは、2021年配信のハートフルコメディ映画『ファザーフッド』(原題:Fatherhood)です。
ほんのり泣けて、思わず笑える、実話を基にしたハートウォーミングコメディ。
子育てを始めたばかりの新米ママさんやパパさん、最近ギスギスした生活に潤いを求めている方、軽く感情を揺さぶってもらいたい方にオススメ映画です。
あらすじ
「最悪だ」という教会のマシューの言葉から始まるこの物語。
場面は変わり、産婦人科医を前に夫婦のマシューとリズは納得がいかない表情を見せていた。担当医は旅行で居らず、帝王切開の上、出産日が今日の午後に変わってしまったのだ。手術室に入る前にビデオチャットでリズと話すリズの母マリオンはクレームの嵐。出産手術中もビデオチャットを繋いでおけとまくしたてていた。無事手術を終え、生まれた女の子マディは新生児室へ。翌日にはリズの両親マリオンとマイクが病院へミネソタからやってきた。賑やかになっていく中、マシューはリズに感謝の気持ちとしてネックレスをプレゼントする。更なる幸せが始まろうとする中、リズの容態が急変し、リズは息を引き取ってしまう。
そして冒頭のシーン「最悪だ」
それは、娘が生まれて数日中に亡くなってしまった妻のリズの告別式での挨拶の一幕だった。
義理の両親のマリオンとマイク、マシューの友人で変わり者のオスカーとジョーダン。
誰もがマシューが娘をひとりで育てて行くのは絶対に無理だと思っていた。そんな中でもマシューの母親のブレンダだけは、並大抵ではないけれどマシューが頑張ればできると信じていた。
マシューは、自分がマディの父親だから、亡くなった妻のリズの分も頑張ってみると、強く決意する。そして、物語は孤軍奮闘しながらも笑あり、涙ありで娘と共に成長していく父親の姿を描いていく。
おすすめ映画ポイント
冒頭では義理の母を煙たがるマシューの仕草に「あぁこういう人いるいる!」と共感を覚えたり、マシューがリズにする愛情表現が羨ましいやら、ほっこりしちゃうやらで、思わず微笑んでしまいます。
妻のリズが亡くなり失意の中、右も左もわからない新米パパとして娘との生活を始め仕事に子育てに問題ばかり。これ、男性の育児参加や、育児の悩みを相談できる場所など、リアルな問題定義をしてるかもと、思ってしまいました。物語が進むにつれて、少し大きくなった娘のマディとの2人の生活ぶりや、マシューに新しい恋の予感など、とにかく心温まるストーリーで思わず笑顔になれちゃいます。ぜひNetflix 映画でストーリーの続きをご覧になってください!